晩夏

揺れる船に響く誓いを

自担が主演を務めた海外戯曲舞台『エドモン』を本場フランスまで観に行った話

 

スマホのカメラロールに収められたパリ旅行の最後の写真は、エッフェル塔の先端だった。それは空に向かって指を刺しているようにも見え、心なしが励まされて、僕は全てのパリの写真を見終えた。」__"できることならスティードで" 加藤シゲアキ Trip11 パリ p117より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリに行ってきたよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!(デカ声)

 

行ってきました。パリ。Bonjour。折角なのでジャニオタ in Paris を記録しようと思い、数億年ぶりにはてブを開いております。(ちなみに下書きの最奥にはTrackONE -IMPACT- の円盤感想が眠っている状態)(本当はAぇ全ツの感想ブログも出したい)(ハハハ…)

 

 

ブログタイトルを見ると まるで自担のために海を渡ったヤベー行動力オタクのような感じになっていますが、元々パリ行きを計画したのは去年の冬でした。

そして今年の1月12日午前3時、自担・加藤シゲアキくんの主演舞台『Edmond ~シラノ・ド・ベルジュラックを書いた男~』の情報が解禁されたのです。

 

 

 

ヤ!!!!!!信頼と実績のPARCO劇場作品様!!!!!舞台はおフランス!!!!!リアル作家のシゲアキくんに当てがわれたのはスランプ中の劇作家役!!!!!

 

 

こんなに素敵なことってあって良いんでしょうか……特段モダンボーイズの再演を日々願ってきた私にとって、同じPARCOテイストのバックステージ作品が自担に舞い込んで来たことは狂喜案件でした…… PARCO劇場に愛された男、加藤シゲアキ。𝓚𝓲𝓼𝓼…

この劇を知らない方向けに公式サイトからあらすじを引っ張っておきますね ⬇️

舞台は、1897年パリ。将来を嘱望されるも2年間という長いスランプに陥っている崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタンに、突然舞い込んだ大きな仕事。その舞台の初日はまさかの3週間後!大御所俳優のむちゃぶり、親友との三角関係、主演女優のきまぐれ、プロデューサーからの鬼催促、完全なる資金不足、妻の嫉妬、あらゆるトラブルにみまわれながらも、なんとか書きはじめたのは、17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の話…『シラノ・ド・ベルジュラック』!

 『シラノ・ド・ベルジュラック』は、日本でも大正時代に『白野弁十郎』として翻案上演されるなど、初演から120年以上経た今もなお、世界中で上演され、ミュージカル化、映画化もされ愛され続けている舞台劇。今となっては珠玉の名作戯曲となった『シラノ・ド・ベルジュラック』が、3週間でいかにして「初演」の「初日」を迎えたのか、いま、その秘密が解き明かされます!

エドモン | PARCO STAGE -パルコステージ-エドモン | PARCO STAGE -パルコステージ-

 

 

う〜ん最高。現実世界で作家兼アイドルである加藤シゲアキくんがこのエドモンをどんな風に演じていくのか、楽しみじゃないわけがないです。は〜ん。

チャム on Twitter: "エドモン、左手薬指に指輪してるしスーツベストの衣装が最高だしベッドにドデーンって寝っ転がるかわいい姿とかグラマーな女の人に言い寄られてタジタジしてる姿とか奥さんに「君だけさ、愛してるよ」って言ってる姿とか親友レオとわちゃわちゃし合うオタク大好物構図とか、も〜てんこ盛りすぎる 涙" / Twitter

というわけで今年の4月は足繁く新国立劇場に通ったわけですが、ある公演日、開演前に何気なくパンフレットを読んでいるとある一文に気が付きます。

劇中に出てくるパレ=ロワイヤル劇場は2016年に本作『エドモン』が初演された記念すべき場所であり、同劇場にて本作が今年の3月から7月まで再演されている。

 

 

 

エッ❓❓❓❓❓

3月から7月……私がパリに行くのは6月……ま、間に合うな?私、向こうでエドモン……Edmond……観れる、な……観れる……観れるんだ⁉️⁉️⁉️⁉️

 

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というわけで観てきたのでその感想、ついでに旅行記録をツラツラ書いていこうと思います♪ フランスでジャニーズの紙チケ掲げたことあるヤツ、多分私しかおらん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず準備段階としてEdmondのチケットを取りたいわけですが、公式サイトを調べるとこの通り

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フランス語、分かんねえ〜!!!!!!(爆笑)

フランス語学科のフォロワーの助けを得てなんとか購入成功。やっぱり持つべきはフォロワーですね(?) ちなみに購入欄の『COUPE DE CHAMPAGNE』ってなんだと思います?『シャンパンは何杯飲む?』って聞いてきてるんです。エッ 観劇の前にシャンパン何杯飲む?とか聞かれるんだ…?とフォロワーと爆笑しました。流石のおフランスです。お値段はシャンパン付きで70€ (=約10850円) でした。ジャニーズの舞台チケットと比べたら割とリーズナブル。。。。

 

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そんなこんなで数々の現場をこなしていたらあっという間に出国日になっておりました✈️ (出国8時間前まで少年忍者が出ている舞台R&Jに行っていたせいでパッキングが超ギリ生き!)(KAT-TUN担なのでそれくらいで丁度良い)(?)

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行き17時間、帰り14時間くらいでした!行きの機内でジェシーに思いを馳せつつ映画版おさるのジョージを見始めたのですが、黄色い帽子のおじさんに地上波には居なかったはずのガールフレンドが登場しデカいEndless SHOCKを受けて中断。誰やねんお前。

・・・✈︎

到着後、とりあえずカフェへ。フランスってめちゃくちゃカフェが多いんですよ。コンビニより多い。犬も歩けばカフェに当たる。国民性〜。
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f:id:chamuest:20230625001827j:image外見も内装もどこもかしこも素敵すぎるー!!!カッコいいダンディ〜な黒人さん(差別用語ですかね…) が注文を取りに来てくれて、ムッシュ・オノレの店もこんな感じかなあ〜なんて思いました。ンフ。

『黒んぼ!それで終わりかねムッシュ。短すぎますな。本来ならこう言うべきでしょう。地理学者ならアフリカ系アンティル諸島クレオールの黒、画家なら暗めの黒、黒々とした黒。ひと口に黒と言っても色々ある。それなりの節度と品位、語彙力を身につけてきてもらわないと……この店で飲みたいんだろう?ブラックを!!!!!』

ブラック(コーヒー)を注文した客が店員オノレ(黒人)の肌の色を馬鹿にし、それに対してオノレが言い返す時の台詞です。ここ大好き。

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f:id:chamuest:20230625001830j:image今旅の旅行メンツです♪ちなみに松村北斗さんも連れてきたんですけど鞄から取り出し忘れてしまい1枚も写っていません。ここでも不憫にして申し訳ない。後ろにボヤボヤと見えるのは凱旋門、そしてシャンゼリゼ通りになります。

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だが、ひとつだけハッキリした。お高くとまったコメディフランセーズとは、金輪際おさらばだ!!!!!』(エドモン)

あのクラレティとコクランが怒鳴り合いを繰り広げたComédie-Française〜!この前に広がる広場でフランス人が優雅に踊っていました。素敵。

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『ああ、神様、今僕に彼女のそばへ行く勇気をお与えください。』(ヴィンセント・ゴッホ)

正門くんが主演を務めた舞台「ヴィンセント・イン・ブリクストン」の台詞の一節です。フランスの舞台ではありませんでしたが、正門くんが演じたゴッホの自画像は、ここオルセー美術館に展示してあります。え〜もしかしてパリって染色コンビのための土地なのでは〜…?(やかましいよ)

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f:id:chamuest:20230625001837j:imageシゲアキくんが "心なしか励まされた" というエッフェル塔。夜は一段と綺麗。ちなみにここ、あのラウール先生がインスタに載せていたエッフェル塔の写真と同じ場所で撮影したものです。勿論私もラウール先生と同じポーズで撮影する事を試みましたが、、、、、、、、、。愚行でしたね。(涙)

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次の日。

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「ひとつ思い出したのは、大聖堂は左右対称の正面よりも後ろから見た姿の方が個人的には印象が強かったことだ。フライングバットレスと呼ばれるアーチ型の梁の曲線と、奥にそびえる尖塔のバランスがシャープで好きだった。」____"できることならスティードで" Trit12 パリ p174

現在修復中のノートルダム大聖堂🥲シゲアキくんも言ってたけど、カトリック教徒でもないのにこれを目の前にすると不思議と心が痛むのはなんでなんだろう。来年には工事が終わるらしいので、改めて尖塔まで見てみたいな。

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そして…そして…

 

 

 

 

そして!!!!きました!!!!!!!!!!念願の!!!!!ムーランルージュ!!!!!!

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エドモン『大体この場所は何!?ローズにこんな店だなんて言ってない!!!』

踊り子『bonsoir♡』

レオ『bonsoirお嬢さん♡』

エドモン『ハァ〜〜これはマズイよぉ…(踊り子の谷間を凝視しながら)』

実際はこんなに派手な外装なので入る前にここがソウイウ店だってエドモンが気づかないワケないです。


f:id:chamuest:20230625001844j:image入り口にクソ強面のゴツデカい黒服がウジャウジャいました。ジャニ現場の比になりません(比べないで。) ちなみに入り口の荷物検査で持ってたクッキー全部没収されました。なんでなの???

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踊り子『何がいい?』

エドモン『帰りたい😩』

レオ『俺はマグナムを』

エドモン『俺はハーブティーを……僕お酒は飲めないんだ!!!』

会場内〜!ドリンクのみのコースとお食事付きのコースがありました。エドモン達はドリンクのみのコースだったのかな…?(当時と今じゃ当然仕組みも違うでしょうが) 実際私含め会場内の卓はお酒が飲めないひと以外全員ほぼ強制でシャンパン1人1ハーフボトル入ってました♡暗黙のルールっぽいです♡(ヤバー!) マグナムの卓もあったので上記の会話はかなり現実的ということになります。でもこの後ジャンヌ達にも別でドリンクの注文聞いてたってことは、レオ、1人でマグナム飲み干す気だったのかな。酒豪❓

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ジャンヌ『あたし演劇だ〜いすき!でもジャクリーヌは私の好きなもの全部つまらないっていうの、詩とか韻文とか。』

エドモン『あれ?もしかしてロマンチスト?』

ジャンヌ『ウィ!生まれるのが半世紀遅かったの…』

フレンチカンカン等のショー自体は撮影禁止だったんですけど、も〜とにかく、本当に、マジで、凄かったです。なんてったって演出がもう、

ダンス!歌!ムービングステージ!ローラースケート!フライング!炎!水!ジャニオタが興奮しないわけないだろうがーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!(感想、ソレ?)

ヤ〜〜〜ッもう本当に、エンタメの元祖って、私が大好きなものの始まりってここに詰まってるんだ…になって泣きそうになりました。途中デッケー水槽に女の人が飛び込んだりそこに紙吹雪が舞ったりして、夢恋桜 Japonica style__?桜は散るのではなく舞うのです___に…(ジャニオタ魂) ローラースケート出てきたとき興奮し過ぎて持っていないはずのペンライト宙高く振り上げちゃったもんね。猪狩蒼弥さんにもムーランルージュ来て欲しいよ〜!(思想) まぁジャニーズの元祖はムーランルージュではなくウエストサイドストーリーですが、、、、

エドモンの劇中に出てくる「🎶テ〜テ〜ンテテテテテ〜テ〜テテテテテ〜テ〜テテテテツテテテテテテテ」のフレンチカンカンの曲(伝わる?) は、実際に1番の代表曲で大トリを飾る楽曲となっていました。もう、圧巻!!!!!!!!!出来る限りの例えで表すなら宝塚とジャニーズのコンサートとSHOCKを足して5倍にした感じ…知らんけど…

ムーランルージュ、思えば正門くんが出演したNHKの特別ドラマ『アイドル』にも深く関わる場所なんですよね。日本初のアイドル明日待子が生まれたのは "ムーランルージュ新宿座" 。今の日本にアイドル文化が浸透しているのも、元を辿ればここが原点なのかもしれません。ハァ……………………

 

 

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さて、別日には隣国ベルギー🇧🇪のブリュッセルに足を運んだりもしました。

f:id:chamuest:20230625024814j:imageブリュッセルの目玉・グランプラス!シゲアキくんがサクレクール寺院の前でうっかり知らない男にミサンガを結ばれて売りつけられそうになったとスティードで言っていましたが、私はここでうっかり知らない女に薔薇を渡されて売りつけられそうになりました。海外あるあるトラブルですね😌

f:id:chamuest:20230625024825j:image世界五大がっかり観光地のひとつであるしょんべん小僧と大晴くんです。ビバちぇってしょんべん小僧好きそうだよね、クソガキコンビ。(悪口?)
f:id:chamuest:20230625024833j:image名物ベルギーワッフル!作間く〜ん!夢の国だよ〜!
f:id:chamuest:20230625024818j:imageビアバーで👍🏻してくれたイケイケ兄やん。何かひとつ日本語教えてって言われたから「イケメン!イットミーンズ ユアー!」って言っといた👍🏻
f:id:chamuest:20230625024830j:imageなんとこれで300円〜!ベルギービールやべー!!!馬鹿でかいの分かるかな、比較用にアクリルスタンドを添えました。た、大晴くん一緒にベルギーでビール飲み歩きしよ〜〜〜〜!
f:id:chamuest:20230625024822j:imageシュールリアリズムで有名なマグリットの美術館です。作間龍斗ってさ、マグリット(概念)だよね。コレ分かってくれるオタク全員友達です。私とハグしよう。あ、中丸雄一(概念)だろ!?!?というオタクがいれば、𝓚𝓲𝓼𝓼____

 

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そしてそして大本題

f:id:chamuest:20230625030731j:imageTheater Palais-Royal!

キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

f:id:chamuest:20230625030811j:image入り口です。ここでQRコードを黒服に見せて入場します(言い方どうにかして。)ちなみに私は今回最前席をゲットしました♡ンフ…
f:id:chamuest:20230625030727j:image日本では開演まで幕が下りていますが、なんと!フランスでは客入れの時点で既に役者が板付き&普通に雑談や発声練習をしています!日本じゃあり得ない光景で本〜当にビックリしました。どうやらブロードウェイなんかでもよくある光景らしいです。ワォ。日本版エドモンを見てる人ならこの写真の誰が誰役か何となく分かるんじゃないですかね……🤔
f:id:chamuest:20230625030724j:image内装です。マァ〜〜豪華!本当凄い。隣の席のひとに『コンニチハ!』って言われてニッコリ。フランス人じゃないの私だけだったんじゃないかな。(そりゃあ普通は全編フランス語の演劇をフランス語圏外の人が見たって理解出来るわけがないので…)(普通はね…)
f:id:chamuest:20230625030751j:image夢中になって写真を撮ってたらジャンヌ役の方がカメラ目線で✌️してくれました。ェッッッッッッッ確定ファンサって事でいい!?!?!?かわい〜〜😩

 

というわけでEdmond本家verを観劇したのですが、結論から言うと隅から隅までほぼ全て、

構成もセリフも動作も全部日本版と一緒でした!!!!!!!!!!

シゲアキくん達もパンフレットで『フランス版の舞台の映像を繰り返し見ると〜』と言っているし、なんならソラシゲ(加藤シゲアキのラジオ)でも映画版よりフランスの舞台版の映像に寄せているって話してた記憶があったので、かなり似ているだろうな〜とは思っていたんですけど。ここまで全部一緒だと思ってなかったです。だとしたら日本版の再現度が高過ぎる………!!!本当、まんま、です。ムッシュオノレの語りから始まって…サラの遠国の姫君の歌も…バルコニーのシーンも…なんなら各キャストの役の掛け持ち具合まで一緒でした…私、ジャンヌ役の人がジャンヌとして出てくるまでの各シーンのモブキャラとしての立ち回りを追うのが好きだったんですけど、それも全〜部一緒で、もう感動です。だってあれですよ、イスダン行きの馬車がガタンゴトン揺れるのを演技で見せるあの演出も、ジャンヌの部屋の前でエドモンが植木に隠れる動作も、そのあとジャンヌとレオが会話するシーンの立ち回り一挙手一投足も、「ウィ!」の数まで、全部同じなんですよ。日本人とフランス人じゃ振る舞いのスピードも違うし、ましてや翻訳劇なのでそもそも台詞の抑揚や幅が違うのに、全く一緒に見えたんです。日本版チームの緻密な研究と練習量が透けて見えてきます。ヤバくないですか………………

例えばコクランの息子・ジャンが下手くそな歌を歌うシーン。フランス語の「下手な歌」ってこうなるんだな、という抑揚のチグハグ加減だったのですが、これを踏まえると日本版のジャンのあの "下手さの出力" の理由がよく分かります。

あとエドモンとレオが声を合わせて『ジョルジュ…🤦🏻🤦🏻』って言うシーン、抑揚も動作も肩の落とし方も日本版と全く一緒で可愛くってつい笑ってしまいました。それとムーランルージュでキョドキョドしてるエドモンの座り方が内股なのも一緒。(笑)

あと夫婦の会話のシーン。

「ごめん、ちょっと一人にしてもらえないかな?madame…」「これは失礼致しました!こちら書斎の扉はお閉めいたしましょうか?」「ああ s'il vous plaît」「ハーブティーは如何?」「Non merci!」

ここ、日本版エドモンも公演を重ねるごとに "フランス人" の濃度が増していって大好きだったんですけど、流石は本場フランス。本家のフランス語には勝てねえなと思いました。流暢なフランス語で織りなされるこの茶番会話、超、良かったです………

それと、なんといっても、あの、フランス版エドモンもなんか可愛いんですよ〜〜〜〜(涙)(涙)(ここ重要)(涙)もう私個人の印象の話にはなってしまうんですけど、その役者の素性どころか名前さえ知らない私でさえ可愛い…と思ってしまいました。一体なんなんですかね。エドモン役に可愛い役者を当てているのか、エドモンを演じると可愛さが抽出されやすいのか。。。。

でもレオがバルコニーから転落した時に両手上げてワーーーッッッ✋😫🤚💦って駆け寄るシーンと、ローズが床にばら撒いたジャンヌからの手紙をかき集める時にエドモンのかわいいお尻🍑が客席に向けられるシーンは日本版エドモンのオリジナルだということが分かりました。はい。あとローズを劇場から追い出す時の猫パンチとか、アレも、全部、シゲモンオリジナル…フッフフフフフフフフフ…(退場!)

あと逆にシラノ本番中にロクサーヌ役がマリアであるとアンジュに上手く嘘つけた時のエドモンとレオのグータッチ→肘を平行に引いてニヤっとする くだりなんかはフランス版では無くって、映画版のみの演出を日本版が引っ張ってきたんだな〜…とか、構成台詞が全く一緒なぶん違いが分かりやすく見えて挙げ出したらキリが無いです。これだから演劇って面白い!環境、役者、観客によって、同じ戯曲なのに違くなる、んです。何万回でも見られる……

ちなみに皆さん大好き『ジャンヌ!ジャンヌ!ジャンヌ!好きだ!好きだ!好きだ!』、フランス語だと『Jan'nu! Jan'nu! Jan'nu!  je t'aime! je t'aime! je t'aime!』になっていました。本場のジュテーム、激アツ〜!𝓔𝓭𝓶𝓸𝓷𝓭  𝓳𝓮 𝓽'𝓪𝓲𝓶𝓮_______  

 

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最後に。たまたま立ち寄った駅で偶然出会えた『エドモン・ロスタン広場』です。広場の名前に使われるなんて、やっぱりフランスでは有名な人なんだ、エドモン……!と強く実感出来て良かったです。いつか日本にも加藤シゲアキ広場を作るか〜私が。(ん?)

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これにてフランス旅行記&本場エドモン観劇感想、おしまいです!ここまで読んでくださった方、ありがとうございました〜!merci!街中も国民性もとっても素敵な国だったなー!!!も〜フランスにジャニーズさえいれば即移住するのに〜〜!(←これだから、、、)

 

さて、来春の加藤シゲアキ×PARCO劇場は一体どんなのが来るのかな…♡楽しみですね♡au revoir!

 

 

 

夜な夜なジャニオタ論会議 〜第1回〜

こんにちは!皆さんいかがお過ごしでしょうか。相変わらずコロナちゃんは元気いっぱいなようで毎日疲れちゃいますね。私はというと、4月上旬にあるKAT-TUNのライブに遠征するべく大学爆破計画を立てているところです!(良い子は絶対にマネしないでね!)

 

 

さてさて、今回のブログはタイトルの通り、念願のジャニヲタトーク企画第一弾〜〜〜〜〜〜〜!(?)

 

長らくオタク用アカウントを使っていると、同じグループを担当する者同士や価値観が合う者同士で仲良くなる、所謂 "オタク友達" が居ると思います。私にも仲良くしてくれているオタク友達がいるのですが、ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜それはそれは毎時間ジャニーズについて考えてジャニーズのためにお金を稼ぎジャニーズのための会話をしてジャニーズを酸素同然に吸ってジャニーズと一生を添い遂げる覚悟で生きているような限界を迎えた人間ばかりなんですよね(笑) 類は友を呼ぶってやつですかね(笑)

 

でも、""そういう人達"" が超真剣にジャニーズに向き合って超真剣に考察していく中で生まれるガチトークって、結構深くて面白かったりするんですよ。。。。ということで!今回はそんな限界オタク達が普段から交わしている議論を文章化してみよう〜!という思いつきからこのページを開くに至りました。深夜テンショントークを覗き見するような気持ちで読み進めて頂ければなあと思います。

 

 

まず初めに、対談メンバーの簡単な紹介をしたいと思います!

 

【登場人物】

チャム……ジャニーズが好きな大学生。B型。ブログ主。自軍は嵐、NEWS、KAT-TUNSnowManSixTONES。 スノストは2020年にハマった所謂新規。自担は大野智くん、加藤シゲアキくん、中丸雄一くん、深澤辰哉くん(?) 、松村北斗くん(?) ←現在自担自軍の線引きについて考察中なため曖昧

 

ふみちゃん……ジャニーズが好きな大学生。B型。自軍はNEWS、SnowMan。自担は小山慶一郎くん。佐久間大介くん。来世は田中樹になりたい。

 

ずんたゃ……ジャニーズが好きな大学生B型。自軍はNEWS、SexyZone。自担は手越祐也くん。中島健人くん。弱点はふまけんとB.I.Shadow。

 

 

今回「自軍」は "自らの意思でFC会員になっているグループ" を定義として記載しました。(自軍定義の話から始めると一生終わりの見えないブログになってしまうので) 若干私の自軍自担が多いように見えますね、、、とは言っても、2人目のふみちゃんはSMAP V6 KAT-TUN セクゾ スト HiHiJetsあたりのグループの話は頻繁にしていますし、3人目のずんたゃも松村北斗くんや渡辺翔太くんに沸いてるところをしょっちゅう見かけますし、まあ3人ともジャニーズ事務所が大好き圧倒的D.Dジャニオタだと捉えてもらって大丈夫です(最悪)

 

 

 

【議題】

「自担論」

この議題が生まれたきっかけは、私の友人の「自担なんてもう一生作りたくない……」という発言でした。この友人は初めて出来たジャニーズの自担が昨年退所してしまい、その後同じ事務所内で新たに気になる人を見つけたけれど上手くその人を信用することができず、自分の感情に板挟みになって苦しい………という状況でした。話聞いてるだけでめちゃくちゃ辛い。辛いよ〜〜〜〜〜、、、辛いけど、同時に同じジャニオタの身としてすごく悲しくもあって。だって、なんだかんだ自担がいてこその私たちじゃないですか……オタクって……(雑)

色々考えているうちに、そもそも「自担を作る」ってなんだろう?「自担」って作るものなの?一体世のオタク達は何処から今の自担を「自担」と認定して推しているのだろう?という疑問が生まれました。そこでこのB型オタク達に1つの質問を投げかけました。

「自担の定義ってなんだろう」

 

テーマがテーマなだけに、結構個人に対する偏見が混じっていたり最低な発言が飛び出したりしていると思いますが(笑) あくまで持論ですので閲覧は自己責任でお願いします。(というかそもそも普通のオタクって持論や価値観をぶつけ合ったり概念について討論したりしないものですか……?もしそういう会話が好きな方がいらっしゃいましたらこっそり主までご一報ください……) 

 

 

 

 

 

 

 

 

【↓以下会話形式】(ツイッター上でのやり取りを元に作成)

 

チャム「自担の定義ってなんだろう」


ふみ「哲学ツイート?そして聞いてくれ 私も今考えてたよ…………………………」

 

チャム「!?やっぱりお前は俺のマブ」


ふみ「自担っていうか担降りについて考えてた」


チャム「どこから "この人が自担" なんだろうなーって思って。あと自担が複数いる系のオタクと自担に襲名制度?取り入れてる系オタクの差ってなんだろうな〜って思ってさあ。」


ずんたゃ「あね〜……こないだ松村さんのこと「自担じゃないからな〜」って言ったら「え?違うの?」って言われたんだよね。わたしの中で自担と呼べる人ってテレビ追ってCDもDVDも買って雑誌も買って〜ってしてる人を対象にしてるから松村さんを自担と呼ぶにはまだ早い(まだ早い)と思ってたんよね〜、、」


ふみ「私最大の謎、田中樹自担じゃない*1。あと聞いていい?チャムって今自担誰なの?」


チャム「……………ヴーン……正直分からない。大野さんと加藤さんについては明確に「こうだから自担!」って説明が出来るんだけど、中丸くんに関しては分からない。難しい。松村さんと深澤くんに関しては……ヴーン………」

 

ふみ「ヨシヨシ 頑張ろうね」


チャム「いやね、自分がアイドルに求める本質を1番提供しようとしてくれているアイドルが "自担" なんかな?って思ったのよ。もしそうならば、提供してくれなくなった時点で "自担解消" ということになるのかなあ?そもそも必ずしも利害が合致しているって難しいしな……」

 

ずんたゃ「自担解消……担降りの定義ね?既に"自担"としていた人を自担と呼ばなくなるのって"担降り"ってことなのかなって思うけど手越さんに関してはそこが曖昧になってる、まじで最近何も追えてないし全然松村さんの方が見てるけどてごちゃんを自担と呼ばないのも変な感じだし担降りしたかと言われるとそれもまたう〜ん、、でもやっぱり松村さんは自担じゃないんだよね、、、」

 

チャム「いや〜〜〜〜〜〜、論理じゃなくて感覚の面もあるし難しいよな、、、、」

 

ずんたゃ「ある種自分で"自担"と定義したから推してるみたいなとこもある気がするんですよね、推してるから自担なのか、自担だから推してるのか、鶏と卵的なやつ」

 

ふみ「それ、めっちゃオタクによって変わるよね。素敵だったから自担になってました!ってタイプと、自担にしました!ってタイプ」

 

ずんたゃ「私はどちらかと言うとてごちゃんも中島さんも自担に"した"んだと思うな、、松村さんは本来なら自担に"なる"対象*2 なんだろうけど、、、基本的に自担は憧れの対象というか、「こうなりたい!こういう生き方をしたい!って思える人」かもしれないなあ」

 

ふみ「スゲェ!それスゲェ!天才!あれか、なりたい自分になるための一つのトリガーなのか。だから憧れの対象として、見つめる対象として自担に "する" のか。ホァ〜すげ〜言われてみれば確かにわかる、めっちゃ憧れ。」


チャム「なるほどなあ〜、、私は自担の生き方に憧れてるわけじゃない気がする……かっこいいし凄いとはとは思うけど、そんな彼らになりたい!って思えるほど自分に可能性をミリも見いだせない。誤魔化しも出来ない。そんなに強くないなあ。」


ふみ「チャムは少し違うのか……憧れって言っても、自己投影なのかもな。なりたい自分、なりたかった自分の分岐なのかも。」


ずんたゃこの人と同じ視線で物事を見たいなって思ったらその人を自担としてるのかも、だから割と自分とは違った性格の人だし担タレなのもそういうことなんだろうな、、松村さんとか菊池さんとか価値観が近いなって思う人は親近感とか好感は持てても自担とはまた違う立ち位置に起きたい、みたいな?」


ふみ「ちょっと待って?性格が似てないのに自担の担タレ?ってこと?」


ずんたゃ「根本的なとこは似てないんだと思う、だけど憧れの対象だから自ら寄せに行って結局担タレと化してる…?ウケる、担タレ解明した?」

 

ふみ「ホァ〜!世界広いな!私はいつも、自担、この人にしよう!って決めてるな」


ずんたゃ「てごちゃんを推す前と推した後で人格変わったのは自覚あるし親にも言われた、、絶対学級委員とかやるタイプじゃなかったし元々気にしいでネガティブな方だったし、それこそ菊池松村みたいな人だったかな〜と」


チャム「そっか〜、、、私は、なんだろ、むずかしいな、憧れじゃなくてもっとなんか…自分が得られなかった、もう得られないものを持ってる人……?憧れの域じゃなくて、その先?だからその人を自担にすることで自分の一部に取り込もうとしてるの、かな……」


ずんたゃ「オタクの数だけ推し方があるって本当なんですね………チャムは自担で自分の中の空白を埋めてる感じなのかな、自分が手に入らない物を持ってる対象を自担とすることによって補ってる、、、みたいな?」


ふみ「私はスゲェ大袈裟だけど結婚するみたいに決めるかもしれん。この人のこと推して大丈夫かな、悲しい思いしないかな、辛くなって許せなくならないかな、お金かけても要らなくならないかな、もっと合う人がいるんじゃないのかな、って考えるな」


ずんたゃ「自分がオタクする上でちゃんと利害関係を考えているのか〜、、、それがうまくできたら苦労しないというか、気持ちよくオタク出来るかもしれんな」


ふみ利害関係めっちゃ考える!(笑)その人の人生のお手伝いだからね。夢の片棒担ぐのはオタクの使命。博打なんてかけてらんないな〜心が死ぬ、毎日降りたい!って言っちゃうよ」

 

チャム「利害関係!ホァ〜分かるなあ、、、私は2人の間にいる感じ、かなあ。私も自担に "する" タイプのオタクではあると思うんだけど。冷静に好き度とか将来性云々を見極めて自担に "したい" 気持ちと、その気持ちを無視して飛び越えてくる「どうしようもなさ」があるんだよね。ああもう降参だ、被害とか考えてられない、この人を自担って呼ばざるを得ない!みたいな感覚。その二つの板挟みになって揺れる時期がある。今まさに松村さんとか深澤くんはそこら辺にいて、迷子になってるんだよね……」


ふみ「私いっつも見えてる映像があって 自担の前にしゃがみ込む?かがみこむ?私がいて、自担はジャニーズ入りたての子どもの頃姿ですごい泣いてるの。その子のこと抱きしめてあげたくなるのは何故か自担だけなんだよね。誰にも分からないから言ったことなかったけど……夢とかじゃなくてボーっと考えてると見えちゃうんよね。樹の前で屈んだことは何回もあるけどその度違う人が迎えに来るの。」 


チャム「そうなんだ〜、、、、、私はそういう景色が見えない人だから、いつも頭の中に浮かぶ景色から考察を広げてくふみちゃんのこと凄いな〜って思うし羨ましいなあ。うーん、私は、なんだろ、、、"こういう生き方をしている人間を自担にする自分" になりたいのかもしれないな…………いやこれなんかスゲー自分好きな奴の発言だな。。。」


ふみ「彼氏がスペック、ステータスの一つ!タイプの人だ」


チャム「……それはそうなんだよねえ…現実世界の恋愛(笑)でもそうで。付き合ってるけど人間性あんまり好きじゃないな、って人と付き合ってた時は周りに隠れて付き合うようにしてたし、容姿がタイプじゃない人と付き合ってた時はSNSに彼氏の写真とか全然載せてなかったもん。えっ私最低では?(笑)」


ふみ「チャムとはそこ全然違うよね〜毎回推しめっちゃ被りそうになるのに」


チャム「やだなー自分の推し方あんま好きくないな」


ずんたゃ「ステータス、ね〜、、私は誰を推してるからって言うよりはオタクしてる自分が好きみたいなとこはあるな〜 "ジャニオタだから"って理由でなにかと甘えが生じるというかしょうがないよねって思ってる節もある、気がする」

 

ふみ「"オタクしてる自分が好き" わかる」

 

チャム「それは私も分かるんよ!オタクしてる自分は大好き。オタクをするという道を選んで生きてる自分のことは一度も後悔したことないし、これから先も続けていきたいよ」


ふみ「○○くんのオタクってこうだよね!が普通にいけないよね。型にはまらないといけないのかと思う」


ずんたゃ「基本的に自担に賭けてるオタクなので降りるに降りれないしギリギリまで期待してほとんど縋ってる状態かもしれん。今てごちゃんはそれに近いかな、自分の賭けた馬が優勝するまで注ぎ込むタイプだからギャンブルとか向いてないな、、あれ、自らの首を絞めてるな、、、」


ふみ「いや〜この議論、この時点でめちゃくちゃ性格出てるよ、めっちゃ面白いよ(失礼)」


ふみ「評価とか目で見える部分においてオタクである自分を客観視して優劣にとらわれちゃいがちだからステータスとかも気にしちゃうっていうチャムの話も分かるし、ずんたゃは自分と自担の二人の世界の見つめ合いだからとにかくストイック。自分で追い詰めてるよねって思う。」

 

チャム「そう、めっちゃ気にしちゃうな〜、ツイッター見ててもそう。自分より知識も表現力もあって上手くコントロールしながら発信して評価を受けてる、つまり反応を沢山もらえてるような同担とか見ると悔しくなっちゃうんだよね、共感出来るのに悔しいの。嫌だなあ〜」


ずんたゃ「同担への承認欲求が強いのってそれなのかな、他担より同担に認められると嬉しいと言いますか、、、手越担の子に「同担だけどずんちゃんのこと応援したい!」(ニュアンス)って言われたことがあって、オタクとして最高の褒め言葉では?と思ったりした」


チャム「私は別に同拒とかじゃないけど、好きになりたての頃は周りの同担の視線とか発言はめちゃくちゃ気にしちゃうな。なんていうんだろ〜、他の人の発言に対して悔しい!って思ううちはイコール自力で満足に自己感情を表現化出来ていないってことで、それが許せない…?満足にその人を自力で表現出来て、初めて取り込めた!自担だ!って思ってたってことなのかな、それも無意識に…?うわ……」


ふみ「ずんたゃは勝負師でストイックなの、スポーツやってた子だよなぁっていつも思うし。逆にチャムのそれはめちゃくちゃ分かる。分かるしから逆に私はパブサとか掛けないしタグ先見るのも嫌い。自分よりよく理解してる同担は自分を駄目にする原因。だからかな〜たまに同担鬱になる」

 

チャム「なるほどな〜私はパブサとか定期開催するからな〜、、、だから好きになりたての頃は同担と負け戦ばっかり(当たり前)で苦しくて、好きになったって認めたくなくなってきますし、、、なんかもうずっと苦しい。それでもその時期を耐えてなんとか取り込めるようになってきて、その過程を経て自担って呼んでいいよ!って自分の中でなんとなくルールがあるのかも。その後は同担のこと全然見てられるしね。その点で言うと今のところ深澤くんに対しては初戦敗退って感じなんだよね。世の中の深澤担にも太刀打ち出来ず、深澤くんのこと全然自分の中に取り込めず、す〜ぐ諦めちゃう。深澤くん、掴みづらいんだもん…………でもやっぱり気になっちゃって、またすぐに意識し始めて、の繰り返し(笑)」


ずんたゃ「私は割と同担を同じか下に見ちゃうかもしれない、なんだろうマウントを取りたいのかと言われたらそれも違うんだけど、他の人より自分の方が知ってると思ってたい。だから自分の知らない自担がいると鬱になるかなあ、、、結構嫌な奴で草(笑) てごちゃんはそこそこ長く推してるから平気だけど中島さんはまだ2年とかぐらいなのでたまにキツいな〜。松村さんは自担にしていないのであまり辛くならないんですよね。」


ふみ「今でも私は小山くんのパブサはすっごい苦手だしたまに同担ダメだってなるし降りようって思うときも全然あるな」


チャム「ずんたゃのめちゃくちゃ分かるな〜!自分負けてないなって思えるようになってきてやっと楽になるし、たぶんその辺りでリアタイ必須とかこまめにツイートとかしなくなっていく。もう大野さんと加藤さんは完全に自担!って思ってるから無理に表現し続けようとも思わないし、知らない部分が出てきても、あっ了解〜!レベルなんだよね。逆にそのレベルになるまで、特に新規の時はただでさえ持ってる情報も周りに比べて少ないし、死に物狂いでリアタイして反応し続けて発信していかないと気が済まない(笑)」

 

ふみ「えーそっか〜、私パブサ駄目なのなんでだろ〜!全然調べることに耐性ついてないくせに知らない話されるのが嫌だからだろうな!ゴミカスじゃん、Twitterやめな」


ずんたゃ「知らない自担がいるともっと早く推してればって思うんだけど当時存在を知ってても惹かれなかったてことはタイミングが違うんだろうなって思う、結局推し始めたタイミングがベストでそれより前でも後でもダメなんだよなあ」


チャム「えー、、、、、、、、中丸くんって何なんだろう…………………君のことは本当に分からない………ごめん………カッコいいね………」


ふみ「私はもう、ダメな時はどんな同担でもダメ。自分よりどんだけ歴が浅くてもダメ。昨日好きになりました!って言われてもダメ。好きですって伝えられる感情を恨んじゃうな〜 自担の主成分が私じゃないと!って思っちゃう え?クソメンヘラで草 重いですよ、、、○○くんのこういうところ!すごい好き!って私も思ってたこと言われててもなんで同じ考えなんだろ〜って思っちゃうんだよな 普段は好きですけどね 同担。すげ〜むずいな」

 

チャム「あね〜、、、実はさあ、私が一回樹にヤバかった時、ふみちゃんに言えなかったんだよね。その時点でふみちゃんの方がはるかに樹について知ってたし、ふみちゃんが同担に対してそういう感情あるのも知ってたし(ふみちゃんは樹担当ではないけど) 既に負け戦のオンパレードだったからだと思う。でも結局私も樹のこと取り込むのやめたしな……………てか取り込むって何?寄生虫かよ私は」


ふみ「確かにその定義でいくと私が打ち負かすよねwwwww」


チャム「そう、もうねクッソボコボコのこてんぱんなのよ。好きになったばっかりの頃なんで知らないことだらけが当たり前なのにね?むしろ前から応援している人たちのおかげで過去を知れるのに……あの時期は非オタの子捕まえて樹を語ったりしたなあwwww1番楽しいやつ」


ずんたゃ「ちょっと興味ありますぐらいの非オタとか他G担と話がしやすいのってそれだよね〜なんでもかんでも向こうは初見初耳だから優越感みたいなものがある」

 

チャム「そうなんよね〜軽いマウント的な?それにこっちは優越感あるし相手も色んな知識が得られてwin-win!みたいにも捉えられるからマウント取る罪悪感も少なめに感じられるんだよなあ…………別に古参マウントに賛同したいわけじゃないけどねえ」

 

ふみ「自担が彼氏の理論かな?自分のものだ、って
勝手に理解してるから急に同担なに!?ってなっちゃう。でもオタクだから好きなものを共有する楽しみの方が多いし、そもそも彼氏じゃねーから同担とも騒げる時は騒げる。あ!自担とリアコの関係性もあるよね。自担=リアコの人もいれば、自担は推しでリアコする相手が別にいる場合もあるやん。私は意外と自担以外には少ないかも……その方がいいみたいなところはあると思ってますけどね」


ずんたゃ「担当に対する歴の話もあるよね〜。セクゾちゃんに対して「辛かった時期も一緒にいたかったな」と思うことはあるし、正直にゅすも6から4のときに支える立場でいたかったなと思ってたけど、実際直面すると相当しんどいし多分推し続けられなかったから落ち着いたタイミングで推し始めたのは正解だったのかもなと」

 

チャム「歴問題ね〜〜〜、、、実際愛の重さ?は歴関係ないと思ってる、好き度には個人差があるし、新規でも何でも超〜〜〜〜〜〜好きな人はそれでいいじゃん。でもそれとは別に、古参の方々がいてくださったおかげで今の自担がここまで活動出来ている、みたいな面は少なからずありますからね……」

 

ふみ「私は絶対グループよりも自担を好きになる、てかそうじゃないとなんかやなんだよなー、、、でも所属してるグループも好きだから、好きでいたいから『やめなさそうな子』を選んでる。1人にならなそうな人?辞められたらそのグループを応援する活力がなくなるんだよね、だからグループからいなくなったらそのグルのオタクはすんなり辞めちゃいそうだな〜、、、でもその1人になった自担を追うかどうかもわかんねぇなぁ、、、」

 

ずんたゃ「ふみちゃん結構論理的に考えるよね〜?」

 

ふみ「考えててめっちゃ嫌になる!!!損得で選んでごめんねって………だから田中樹のことも、なんか危なっかしく見えちゃうというか、いつか何かあるかも…って思うと怖くて推せないかな」

 

ずんたゃ「あね〜、、、私は基本的に自由な人が好きだからなあ。その分飛び立っていっちゃう、良い意味でも悪い意味でも。まじでギャンブラーなんよ、下手くそなのに、、、」

 

ふみ「ギャー怖いね!!!!私はグループに死ぬほど意味を求めてしがみついてる人間臭い人が好きなんだよなあ」

 

ずんたゃ「多分その方が将来旦那を選ぶ上で苦労しないと思うよ、、、たま〜にね?たまに、中島さんは自由な人だから1人でもやっていけるんだろうなあ、とは思ってる。。。絶対嫌ですけどね!?」

 

ふみ「wwww確かにセクゾちゃんから離れて1人でもやっていけるのは中島さんかもね……」

 

ずんたゃ「うん、、、だから中島さんにシンメがいる状況と最年長っていうのはありがたくて!しかもTHE最年長!って立ち位置してるからね。」

 

ふみ「なるほどね〜、、、本来私の自担になるような人って加藤シゲアキ、深澤辰哉、岩本照、田中樹、菊池風磨あたりなんだよね。自担に "した" 人じゃなくて、本来なら自担に "なる" 人。なんだろう、1人でいるのが無理なくせに意地っ張りな感じ?そこが私と似てるんだよね。だからこの人たちには惹かれるんだけど、でも自担にはしたくない、みたいな……」

 

ずんたゃ「うわ〜〜〜、、、私がもし自分と似ている人を自担にするタイプのオタクだったら、増田貴久、菊池風磨松村北斗、スノだったら岩本くんが阿部くんあたりになるのかな〜、、、割と慎重派というか、俯瞰で物事を見るタイプの人。」

 

チャム「え〜めっちゃおもろいな、2人が今あげた人たちに私の今の自担めっちゃ入ってるし。ふみちゃんが言ってた "1人が無理なのに意地っ張り" すごい分かる。私はそこを、だからこそ、愛したいな〜って思っちゃうのかも」

 

ふみ「私がもし自分と似ている人を自担にするタイプのオタクだったら、ね〜、、、そしたら私、ストだともしかしてジェシーになるのかな?ジェシー担かもしれない。えっジェシー担!?……」

 

チャム「wwwwwそっかあ〜なるほどね〜、、、」

 

ずんたゃ「さて、良い子はそろそろ寝ましょうか?私も寝ましょう、、、」

 

ふみ「寝るかぁ〜!!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、終了です。オタク急に寝ますね!(笑)

結局明確に自担を定義するのは難しかったですが、それぞれ個々に「ここからが自担」「こうなると自担」みたいなものが言語化出来ていてなかなか面白い対談になっていたのではないでしょうか!ま〜最初にあった紹介の通り全員B型なので所々会話のキャッチボールが成立していませんね!人の話聞こうね!B型だから仕方がないね!(全国のB型に謝って下さい)

ですが今回の内容は個人的な意見に過ぎなくて、やっぱりオタクの数だけ推し方がありますよね!このブログを読んで「私はここは違うと思うな…」と思う部分があるのが当然だと思います!*3 色んな人が色んな推し方で、多方向から1人のアイドルを応援するからこそ成り立っているものがある。う〜ん、、、アイドル永遠なれ、、、、、、、、

 

 

ということで、ここまでお付き合いいただき有難うございました!少しでもオタク達のガチトーク独特の雰囲気(笑)が伝わっていたり価値観の共有なんかが出来ていたら嬉しい限りですね〜。ちなみに私がこのブログを書き上げるべく奮闘していた頃、ふみちゃんもずんたゃも同じくはてなブログを書いていたみたいです。流石俺のマブ。

にじゅうなな - 私とアイドルと鈴と ずんたゃの自担ハピバブログ、今回の内容とも関連しているので是非◎

 

類は友を呼ぶ、オタクはオタクを呼ぶ、はてブロを書くオタクの友達ははてブロを書きます!!!!!最高だね!!!!!!!らびゅ〜!!!!!!!頑張ってお金貯めような!!!!!!!!!!!*4

 

 

 

 

 

 

*1:彼女は田中樹の話ばかりしている時期があったが結局自担にはならなかった

*2:彼女が思う「自分の推しに共通している部分」に松村北斗さんはガッツリ当てはまるため

*3:むしろ違う持論や推し方があるぞ!という方は是非ご一報頂きたい…

*4:最近の私達の口癖は「お金ナイナイJets」なので…

"彼等はきっと、同じ世界を与えられたんだよ" -『ってあなた』に沈んでゆく

さて、皆さんは『アイドルグループに所属する二人がユニット曲を作成し、そのミュージックビデオを撮りました!』と言われたら、一体どのようなMVを想像しますか?二人並んでめちゃくちゃカッコよく踊ってる図?それとも二人でギターを鳴らしたりドライブしたりしながら歌っている図?それとも…………

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年1月6日、SixTONESが初のフルアルバム「1ST」を発売しました。SixTONESの名前の由来ともなった「原石」「音色」の名を冠した初回盤2仕様と、通常盤の全3形態でのリリース。

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今回、その中の「音色盤」にはメンバー2名ずつのユニット曲が3曲収録されています。いずれもミュージックビデオが制作されDVDに完全収録。私はこの音色盤を購入したり、1月5日からアルバムを引っ提げて始まったライブツアー「oneST」の配信を観たりしました。どの曲も本当に良いものばかりだったのですが、兎にも角にも京本大我×松村北斗によって制作されたユニット曲『ってあなた』が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!「この4分53秒を絶対に掘り下げたい!」の気持ちが膨れ上がってどうしようもなかったので、急いでこのページを開きました。不仲と称される二人のユニット曲、正直言ってそんなの嫌いなオタクがいるわけないんですよね、、、、

 

https://youtu.be/NIi_acq1QmQ

↑知らないという方がいらっしゃいましたらこの公式YouTube動画の8:48〜で少しだけ流れているので是非見てみてください〜!

 

公式ホームページには

13.ってあなた(Taiga Kyomoto×Hokuto Matsumura)

SixTONESの屋台骨である「高音の京本×低音の松村」の競演で聞かせる "弱い男" を歌ったR&B系バラード

という説明があります。弱い男………

 

ということで自分なりに『ってあなた』を深く掘り下げていこうと思います。ここから先は超超超個人的な解釈が入った文章になりますので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

①『ってあなた』の歌詞について

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「ってあなた 考察」と検索してみると、"これは松村北斗京本大我と女の子による三角関係だ" と捉えている意見を多く見かけるのですが、私的には男の心情を歌うにしては松村北斗の歌い方は柔らかくて皮肉っぽい部分があるな、と感じていました。特に最初の「🎶火をつけたら〜」と一番最後の「🎶火をつけたら〜」を聞き比べると、分かりやすく違いが表れているのではないかなあと思います。そこで一つの仮説をたてました。「松村北斗のパートには女性と男性、二人の人物が存在している」そして「この楽曲は異性愛と同性愛が混在している」のではないか、と。

 

 

それを踏まえて考えると、『ってあなた』という "物語" に登場する人物は3人になります。

 

①Aちゃん(松村パート)→Cと付き合っており、Bくんとは知り合い。

②Bくん(京本パート)→AともCとも友人関係にあるが、AちゃんとCくんが付き合っていることを知った上でAちゃんのことが好き。

③Cくん(松村パート)→Aちゃんと付き合っており、Bくんとは知り合い。

 

松村北斗のパートが二役を担っているので少しややこしいですね、、、

 

 

 

まずは最初の歌詞

あなた 火をつけたなら消してって

遊んだら 元ある場所へと仕舞って

これは、この世界観への導入、序言、コンセプト性の提示にあたる部分です。ここからこの "物語" が始まっていきます。

 

 

 

さて、想いを寄せるAちゃんが知り合いであるCくんと付き合っている、という状況のBくん。彼はAちゃんを手に入れるためにCくんの気を自分に向けさせる、という作戦を実行します。要するにBくんとCくんが浮気関係になることで、CくんがAちゃんに別れを切り出すことを期待したのです。

 

そしてBくんの作戦は見事成功し、思惑通りにBくんとCくんは浮気関係となります。Bくんに夢中になり始めたCくんは、だんだんAちゃんに連絡を取る頻度が減っていってしまう。

 

 

ここで1番の歌詞

居なくていいんじゃない?

触らないで愛で満ちたような

フリしたその手で

ずるいわ、あぁ     

→AちゃんのCくんに対する自虐的な発言。「最近構ってくれないし連絡も減ったよね、もしかしてもう私のこと好きじゃないんじゃない?愛があるフリして触らないでよ」それでもやっぱりCくんのことが好きなAちゃんは、結局触られることを許してしまいます。私が拒まないことも想定内なんでしょう?ずるいわ、あぁ、というわけです。

 

 

怖くて眠れない

痩せ細った僕の感情を

飼い慣らしてどうすんだい?

もうやめてくれよ

→Aちゃんを手に入れるためにCくんに近づくBくん。見事作戦は成功して、浮気関係が始まってしまいます。しかし、ここでBくんの中に二つの不安が渦巻き始める。一つ目は「ここまでしてAとCを別れさせても、Aちゃんが自分を好きになってくれるとは限らない」ということ。二つ目は「Bくんは、Cくんを騙しているつもりが、関係を続けるうちにだんだんと自分がCくんの虜になってきていることに気がついてしまった」ということ。自分が狩る側だと思っていたのにいつの間にか狩られる側となってしまった______

Bくんは色んな葛藤を抱えて夜も眠れなくなってしまいます。

 

 

今すぐに千切ってやりたいって

いうわけじゃない

でもあんまりだろ笑えない

冗談でも笑えない

→AちゃんがCくんとBくんの浮気関係に気づいてしまう、という展開。Cくんのスマホを覗いた時に決定的な証拠でも見てしまったのかなあ、なんて。しかも相手はAちゃんと知り合いのBくん(この歌詞の下二段の雰囲気的に2人は知り合い同士なのでは?と考えました。)「Bと浮気してんのかよ!?」とCくんに怒るAちゃん。

 

 

消えそうな 愛の行方はどこだか

あぁまだ わからなくても良くなくもない

ってあなた 火をつけたなら消してって

遊んだら 元ある場所へと仕舞って

ぐちゃぐちゃになってしまった3人の関係性。

それでもまだ、この愛の行方はどこにいくのか、分からない。

 

このサビの歌詞はそのままの意味だと思います。

主旋律が京本大我松村北斗が下ハモなので、このサビはBくんの主張が強く反映されているのではないかなあと思います。実際、先に「火をつけられ」て不安を抱くようになったのはBくんですから、、、、

 

 

 

 

そして二番。

触っていいのかい?

膨れ上がった憂いと 蔓延るヘイトも

そう悪くはない 期待しないで済むだろう?

君ではない未来 次第に見えて

→CくんとBくんの関係を知ったAちゃんは、Cくんを取り戻すためにBくんに近づきます。Bくんを誑かすことでCくんと別れるように仕向けようとしたのです。

Bくんは「まだAがCに気持ちが残っているのに自分に近づいてきた」ことも「Aが "BとCには関係がある" ことを知っている」ことも知っています。(=膨れ上がった憂い、蔓延るヘイト)それでもやっぱりAのことが好きだから、Aちゃんの誘いを受け入れてしまいます。Bくんは、Aちゃんの抱える心情を全部分かった上で、(君はまだCのことが好きなのに、そんな君を僕が)「触っていいのかい?」というわけです。次第にBくんの脳内には「君(Cくん)ではない未来」が、見えてくるようになる。

 

一方、無事(?)にBくんと関係を持つことに成功したAちゃん。しかし、AちゃんはBくんを騙すつもりが、関係を続けるうちにだんだんと自分がBくんに惹かれ始めていることに気がついてしまいます。(皮肉なことに、AちゃんとBくん、恋愛に対しての考え方や想い人を手に入れようとする方法、展開まで全部似ているですよ……)

Cくんが好き。でも、Bくんにも惹かれてしまう。

一体、この恋路は何処に行き着くのか。

 

 

そして、次の歌詞。

返してよMy life 

リプライやメンション・通知も来ないこの物語

ヨリ戻りはしないのにWhy?

踊り狂い 悶えたらいいの?

→Aちゃんの、Cくんに対するものです。

Bくんと浮気関係となったCくんは、次第にBくんへの愛情が大きくなってAちゃんへの連絡が減っていってしまいます。そして、それに対して嘆き悲しむAちゃんの気持ち。いっそすべて捨てて踊り狂ったらいいの?でもやっぱり、そんなこと出来ない、何処にも進めずに絡み合った感情は、どうすればいいのか。

 

 

"ここまでは良かった"

なんていうつもりはない

最初から最後まで、ほら

筋書き通りなんだろう?

→Aちゃんと関係を持つことに成功したBくんは、Cくんに別れを告げます。「Cくんと関係を持つところまでは良かったんだ」なんていうつもりは無いわけで。どうせ自分がCくんと別れるところまで全部、Aの筋書き通りなんだろう?と。

 

確かに、自分と関係を持ったBくんがCくんと別れることは、Aちゃんの「筋書き通り」。しかし、AちゃんはBくんに惹かれ始めてしまった、これは想定外なわけです。でも、Cくんのことだってまだ好き。だからBくんの「筋書き通りなんだろう?」「お前は結局、お前が想いを寄せるCと、浮気相手のおれ、どっちを選ぶんだよ?」の問いかけには即答することができません。

Aちゃんからしてみれば、もう距離を置かれてしまった彼氏のCくんと、そんなCくんと付き合っているのに何故か自分の誘いに乗ってきて結局Cくんより自分を選んだBくん。どっちを選べばいいのか、答えのない問題を前にしてAちゃんは俯いてしまいます。

 

 

見えそうな 時の行方はどこだか

あぁまだ わからなくても良くなくもない 

ってあなた どこに行くのか教えて

虚ろなまま 暗夜へと消えてしまって…

3人の関係は、いったい何処に終着するのか。

このサビは松村北斗が主旋律、京本大我が上ハモですのでAちゃんの主張が強く反映されているのではないかなあと思います。

 

 

ぽつりと零した 寂しさで壊れそう

脆いのは誰の所為?

この三角関係が、気持ちが、ぜんぶが、こんなにも脆くなってしまったのはいったい誰の所為?

 

 

消えそうな 声が届けば最後に

さよなら 言い捨ててやりたいのに

_____Aちゃんにさえ出会わなければ、こんな生活にはならなかったのに、出来ることならこの苦しい日々から抜け出したいのに、別れを告げたいのに、

_____CくんのためにBくんに近づいたのに結局好きになっちゃって、どうしてこうなってしまったの?どちらか一方をを選べれば楽なのに、どうしても選べない。どちらか片方に別れを告げられればいいのに、

 

二つの感情が一つの歌詞に重なって。

 

 

消えそうな 愛の行方はどこだか

あぁまだ わからなくても良くなくもない

結局愛の行方は分からなくて、

何処に進めばいいのか、どうすればいいのか、

分からないまま時間だけが流れてゆく。

 

ってあなた 火をつけたなら消してって

遊んだなら 元ある場所へと仕舞って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで「ってあなた」の歌詞考察は終わりです。

 

どうしようもない感情や関係性がぐちゃぐちゃに絡み合って、先が見えない。AメロBメロで物語が二転三転するのに未来が見えず、結局サビで地団駄を踏むばかり。一向に結末の見えない終わりのない世界。『ってあなた』は、そのような物語を描きたかったのかなあ、と思います。

 

違う解釈や物語を想像した人も沢山いると思います。解釈というものは聞く手の数分あるもので、それはその人その人の自由なわけで。私は私で「曲考察は深読みしてナンボ!!!」と思っているので、この考察が納得出来ない人がいて当然だと思いますし、その上で「こんな風に考える人もいるんだ〜」と捉えていただければいいなあと。

 

 

 

さて、まだ終わってないですよ!次はMVです。

 

 

 

②『ってあなた』のMVについて

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まずMVの立ち位置なのですが、「歌詞の延長線にMVがある」という仮説をたてました。つまりMVの世界は歌詞によって作られた物語の "続き" として存在している、ということです。

 

では次に、画面が二分割された構図をどう解釈するのか。色んな説があると思いますが、今回は「パラレルワールド」であると考えました。京本大我松村北斗、二人は同じ世界に生きる別人ではなく、同じ "物語" の世界を与えられた同一人物ということになります。そして①で述べてきた歌詞解釈と繋ぎ合わせると、この同一人物=Bくん と捉えられます。つまり、このMVは「歌詞の世界線に出てきた "Bくん" という同設定の役を、京本大我松村北斗がそれぞれ演じている」のです。同設定といっても二人は同じ世界にいるのではなく、パラレルワールドの同じ "Bくん“ として存在しているので、二人が進むストーリーには少しずつ差が生まれていくのですが、、、

 

 

 

1.別れの始まり

場所はホテル。きっと事後なのでしょう。Aちゃんに「話がある」と言われて上裸のまま呆然としてしまうBくん。

 

松村北斗の "Bくん" →何を言われるのか予想がつかず、話をするAちゃんの瞳を真っ直ぐ見つめている。告げられた後、縋るようにAちゃんを目で追う。

京本大我の "Bくん" →Aちゃんに何を告げられるのかを勘づき、言わせないためにAちゃんの顔を見るのを意図的に避ける。それでも結局告げられてしまって、引きとめて縋るようにAちゃんの腕を掴む。

 

きっとAちゃんの話というのは、もうこの関係を全部終わらせよう、別れよう、といった内容だと思います。きっとAちゃんは「車まわすからゆっくり準備してから出てきてね」とでも声をかけて部屋を出て行ってしまったのでしょう。残されたBくんは呆然としたままベットに沈み込んでしまう。

 

 

 

2.別れの道程

Aちゃんの運転する車の助手席に乗り込むBくん。

 

松村北斗の " Bくん" は絶望した顔をしていて、京本大我の "Bくん" は泣いている

・Aが途中で何かを喋っている

→「ここで降りて」的なセリフだと考える

→AちゃんはBくんを降ろした後、Cくんを迎えに行こうとしている…?

 

 

3.別れの終末

Aちゃんの車を降りたBくんは、少しだけ開いた車の窓から彼女へと言葉をかける。きっと、ホテルで別れを告げられてから車中でずっとその意味を考え続け、やっとやっと出てきた一言、なんだとおもいます。

 

松村北斗の "Bくん" →「誰の所為だって」

これは「誰のせいって(お前のせいだよ)」という皮肉混じりの問いかけ。AちゃんがBくんのせいにしているのに対して、誰のせいだと思ってるんだよ、という感情をぶつけている

京本大我の "Bくん" →「さよならって」

どうして?なんで?さよならって、本当に?と慌てている気持ち

 

 

4.別れの真実

ポケットに入れられたAからの手紙を見るBくん。

 

松村北斗の "Bくん" →その場でメモを抱きしめながら泣き崩れてしまう。絶望と諦めが含まれた行動。

京本大我の ”Bくん" →メモの内容を理解した途端、Aちゃんの乗った車を追いかけて走り出す。

 

 

最後にして、1番異なる行動を取る二人。

ここで一つの疑問が生まれます。いったい手紙には何が書かれていたのか。松村北斗京本大我の表現に、1番の差を生んだのはどんな言葉なのか。

 

仮説①『本当は まだ好きだったよ』

→最初に思いついたのはこの文章でした。自分から別れを告げたAちゃんだけど、本当はまだBくんのことが好き。もしあの手紙に書かれていたのがこの言葉であるとするなら、松村北斗の "Bくん" は「最後までAちゃんの気持ちを見破れず、最悪の結果を止められなかったこと」に泣き叫び、京本大我の "Bくん" は「やっと見えかけたAちゃんの本心を掴むために再びAちゃんを追いかける」ということになります。

 

仮説②『ごめん』

→もしあの手紙に書かれていたのが、たった一言『ごめん』だったとしたら。松村北斗の "Bくん" は彼女の謝罪に対して絶望と諦めを抱きます。もう、何もかも遅いんだ、たった今二人の関係には終止符が打たれてしまったんだ、と。一方京本大我の "Bくん" は彼女の謝罪に対して僅かな希望を抱きます。彼女はきっと、まだ自分に対して少なからず気持ちが残っている。だからこそ他のどれでもない「ごめん」という言葉を選んだのだ、と。

 

 

二つを並べた時、個人的には仮説②の方がしっくりきました。主な理由として「まだ好きだったよ」という直接的な表現、明確に自分への好意が伝わる文章であると、松村北斗の "Bくん" は諦めることをせずに車を追いかける可能性が捨てきれないなあと思ったからです。また京本大我の "Bくん" は逆に、明確な文面を受け取ってしまったら「しっかりと好意を伝えてきた上で別れを選択された」ことに対して諦めの感情を抱く可能性があるのでは?とも思います。仮説②の「ごめん」という曖昧な言葉であるからこそ、このようなラストシーンになった。同じ言葉を受け止めて「俺じゃダメだったのか」と改めて認識し、諦めることを選択した松村北斗と、「なんでだよ」と追いかけることを選択した京本大我の焦燥感の違い。二人の "Bくん" に対する表現の対比が一番綺麗に映るのは「ごめん」なのではないか、、、、、

 

 

最後に、違う行動を取る二人の上にそれぞれ「京本大我」と「松村北斗」の文字が浮かびあがる。やっぱり、これは、違う世界の同じ人間を与えられたパラレルワールドなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでMV考察は終わりです。

これは個人的な印象ですが、全体的に京本大我は行動で、松村北斗は表情で、表現しているように見えました。楽曲では「高音の京本大我×低音の松村北斗」の対比を、MVでは「舞台俳優としての京本大我×映像俳優としての松村北斗」の対比を魅せたかったのではないかなあと思います。

 

「ってあなた」のMV監督や企画・脚本を担当された三石直和さんはTwitter

この2人だからこそぶつけた企画

ご理解いただけた関係各位に感謝です

2人の演技、駆け引きに痺れました

とツイートしています。

この二人だからこそ生まれたユニット曲の形、これがきょもほく…………………………

 

ちなみに、このMVを考察する上でコンセプト性が似ているPVを思い出したので貼っておきますね!是非見てみてください。

https://youtu.be/HKThn7Phxkk

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にライブ演出の話をしたいと思います!

 

③『ってあなた』のライブ演出について

ライブでこの楽曲をを披露するにあたって、松村北斗は公式パンフレットにて「ライブでの演出は…多分、歌う以外できないでしょう。本っ当に難しいんです、この曲!(笑) ハモリのラインもめっちゃ難しいし、当日は歌に集中するしかないなと思っていますね。」と発言しています。

その言葉の通り、ライブでは二人とも特別演技をしたりすることもなく、椅子に座って歌うという形をとっていました。ただし画面はMVと同じように二分割されていましたが。

 

画面が二分割された演出は曲の終盤まで続き、それまで背中合わせの構図で歌っていた二人は最後のサビの「🎶消えそうな〜」から向かい合わせになります。考察したいのはここからなのですが、一番最後の「🎶元ある場所へと仕舞って〜」を歌い終わった後、分割された二画面がだんだんと中央にずれていき、二人の姿が重なって合わさります。そのまま重なって消えると、私たちが見ている分割された二画面が反転して、二人の画面が重なる前と逆になります。つまり、私たちが見ている画面上では背中合わせになっているけれど、実際の舞台上の二人は向かい合わせになっている、というわけです。

そして二人は椅子から立ち上がり、そのまま歩き出します。歩いている途中で二分割の画面が終わって一画面になり、歩き続けた二人がステージの真ん中ですれ違って、両端まで歩いて照明が消される。これで「ってあなた」のパフォーマンスが終了となります。

 

ややこしいので少しまとめると、

 

・私たちが見ている画面

「🎶消えそうな〜」から向かい合わせで歌う

→「🎶元ある場所へと仕舞って〜」の歌い終わりから映像がずれていき、二人の姿が重なって、そのまま松村北斗の画面と京本大我の画面が左右反転する

→二人は背中合わせの構図になる→二人は椅子から立ち上がって歩き出す(遠ざかっていく)

→途中で反転した二分割の画面から普通の一画面に切り替わり、両端から歩いてきた二人が近づいていく。そのまますれ違って、また離れてゆく

 

・実際のステージ上

「🎶消えそうな〜」から向かい合わせで歌う

→「🎶元ある場所へと仕舞って〜」を歌い終わって、そのまま二人は椅子に座っている

→二人は向かい合ったまま

→二人は椅子から立ち上がって歩き出す(近づいていく) そのまますれ違って、また離れてゆく

 

という感じです。非常に言語化に向いてない演出ですね!!!

 

 

そして、この演出から二つの考察ポイントを拾い上げました。

 

1️⃣この最後の「二画面が合わさる」というカメラワークは一体何を表しているのか。MVでは最後まで二分割されたままでしたので、この演出部分は特別意味のあるものだと考えました。

MVの考察と繋ぎ合わせるならば、きっとこれは「この二人が同一人物(Bくん)であることの答え合わせ」なのでは?という考えに辿り着きました。要するにMVの伏線回収といった感じなのだと思います。そして同時に、答え合わせをしたということは、ここで「ってあなた」という "物語" は終わりを迎えたということになります。

 

 

2️⃣「画面が反転して二人が立ち上がる部分での松村北斗の行動」に引っ掛かりを感じた、という方は私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。

1月5日夜公演、「ってあなた」の終盤で(画面上は)背中合わせに座るきょもほく。二人は同時に立ち上がるのですが、この時松村北斗が一瞬だけ後ろを振り返り京本大我の方を見たのです!!!!!!!!(ちなみに京本大我は真っ直ぐ歩く方向を向いている)

この行動は一体どういう意図なのか、演出であるのか、いや演出であるならば京本大我も同じように後ろを振り返るべきだし、、、では松村北斗が個人的に取った行動なのか、だとするならばそれは何故?どういう意図で?

 

気になって仕方がなかったので、全五公演分のラストの松村北斗の行動をまとめてみました。

・1、2、5公演目→後ろを振り返っている or 後ろを気にするような素振りが見られる

・3、4公演目→後ろを振り向かず、気になる素振りも無し

 

松村北斗が後ろを振り向いたり振り向かなかったりする理由は一体なんなのか。ひとつの仮説として二人の「パラレルワールド」に対する解釈の違いの表れなのではないかと考えました。

→考察ポイント1️⃣で書いたように、二人の画面が合わさるという演出は「二人が同一人物であることの答え合わせ」です。となると、このステージ上は「パラレルワールド接触」ということになります。本来別世界に存在し出会ってはならない二人が、何かの歪みで同じ空間に存在し、すれ違ってしまった_____よく見かける設定です。

 

パラレルワールドとして同一人物である二人は、一瞬だけ同じ地点を通過して交差し、また別の道を歩んでいく。問題はその "すれ違う瞬間" に、お互いがお互いを「本来気付いてはいけない相手」として認識してしまうのか、それとも気がつかないのか、という点です。

きっと京本大我松村北斗も、「アイツはパラレルワールドの自分である」ことを認識している、という解釈の上でステージ上にいるのだと思います。しかし松村北斗はその表現として「気付いてはいけないアイツに一瞬だけ反応してしまった」という演技を、京本大我は「気付いてはいけないアイツを認識はしたが、反応してはいけないことを悟って無反応を貫いた」という演技をした。だから松村北斗だけが後ろ(京本大我の方)を振り向いてしまった、のだと考えました。

では何故松村北斗は日によって京本大我の方を向いたら向かなかったりするのか、それは松村北斗が公演ごとに演技の調整をしていた、と言えるのではないでしょうか。オーラスでは向いていましたから、反応してしまう自分、を最終的に選んだのだと思います。

 

つまり!最後の最後で、二人の「パラレルワールド」への解釈の違いがこんなところにあらわれてしまった、ということなのではないでしょうか?深読みしすぎかもしれませんが、、、きょもほく、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、①歌詞 ②MV ③ライブ演出 と三つに分けた『ってあなた』考察はここまでとさせていただきます。いかがだったでしょうか?納得していただける部分や、「こんな解釈があったんだ…!」なんて思っていただけていたら嬉しいです。ここまで読んでくださった皆さま、有難うございました!

 

ちなみに余談ですが、この考察ブログを書いている途中でなんとビックリ公式から「ユニット曲鑑賞会!」などというとんでもないYouTube動画が更新されました。えっいやまって、公式から説明が出るかもしれないの…?待って………の気持ちでいっぱいですよ!なんとかこのブログの完成が「ってあなた」の鑑賞会動画の更新には間に合って良かったです、本当に。EXTRA VIPの鑑賞会動画にて松村北斗が「俺も京本とこういうのやれば良かった〜」って言ってるのを聞いた時には「ハァ???おま…この二日間ってあなたのことしか考えられなかった私の時間を返せや………」となりましたがね!!!!!!お疲れ様でした!!!

 

 

 

 

Special Thanks : ふみたゃ

 

 

 

君といたすべての奇跡に、星降る夜と花束を

 

 

2020.12.31

 

今まで何度も何度もこのページを開いてはどうしようもない感情をぶつけようとして、上手くいかなくて、どうにか文章にまとめようとするのにどうしても手が止まってしまって、書きかけのページが溜まっていくばっかりで。

 

 

でも、それでも、今日だけは完成させなきゃいけない

 

そう思って、またこのページを開く

 

 

 

 

 

 

 

最早何から書けばいいのか分からないけれど

 

私がどんなに泣いて叫んでも今日で時間が止まってしまう。二年間という時間を与えてくれたのに、それなのに結局何も準備出来ないまま今を過ごしている。具体的に言うならばネトフリだって5×20だって嵐ジオだって、全部追えなくて足を止めてしまった。ごめんね。でもこうやってついていけなくなってしまった私のような存在でさえ、きっと彼らは救って抱きしめて連れてくれていってしまうんだ。ずるい、ずるいよ。そんな彼らのことを考えるたびに、ぐらぐらと脳が揺れる。身体の奥から名前のつけられない感情の波がどろどろに押し寄せて、混ざり合って空気に溶けて無くなっていく。

 

 

 

 

 

振り返れば、いつだってすぐ側に彼らの面影が浮かぶ

 

物心ついた時から私の周りを彩っていた歌声も

いつからか愛おしいと思うようになった五人が生み出す空気感も

彼ら一色に染まるキラキラした日々も

2年前 ひたすらに信じられなくて死ぬほど泣いた夜も

彼らの愛おしい姿を必死に追うようになった毎日も

 

ぜんぶぜんぶ、彼らがくれた

 

 

 

 

 

 

 

「嵐を宝箱に閉じ込めてしまいたい」その言葉がずっと私の中を彷徨う。翔ちゃんは自分の信念を曲げずに戦っていく人だから、自分の首を絞める作業に取り組むというのは今回が初めてなんじゃないかなあ、とぼんやり考えて、勝手に苦しい。彼がオトノハで紡いでくれる言葉はいつだってファンのコンパスを正してくれて、そんな強くてキラキラした文章の裏にはいつだって闇がちらつく。櫻井翔の筆跡で綴られた5×20の歌詞が何度も何度も苦しそうに藻搔き形を変えていく景色、一生忘れないとおもうよ。

 

 

活動を一旦止めるという選択に、いちばん反対したという彼。あなたのあったかい空気と笑顔に沢山の人が救われていること、みんなが知ってると思うよ。相葉ちゃんの存在が嵐という概念を柔らかく包み込んでくれている、ありがとう。ほんとうにありがとう。枠を引き継ぐというお仕事、きっと辛くて苦しいんだとおもう、けど、お願いだから守ってほしいって願う私は無責任なファンなのかな。世界中に嵐を巻き起こそうね。これは、これから先もずっと、勇気と希望をくれる言葉。

 

 

一見冷めているように見えるその瞳が、実は1番愛おしさを纏って四人を見つめていること。「何かあったら僕が四人を守る」そんなふうにいつも自分を引き算してしまうニノちゃんは、実は涙脆くて。それなのにどうしようもなく悲しい空気が流れる場でわざと戯けてみせてパッと明るい笑顔を生み出してしまうのは、本当に凄い才能。ありがとう。「おおのさんが悪者に見えてしまうのならそれは我々の責任です」最初に傷を背負おうとするニノちゃんを、守りたいって思っちゃう、何も出来ずに守ってもらってるばっかりの身なのにね。

 

 

「2020年が終わるまでは、個人の仕事について考えたくない。最後の最後まで嵐に尽くしたい」そんな考えを聞いた時、胸の奥がぎゅーって締め付けられてどうしようもなくなった。わたしは松潤がネトフリでこぼしていた「たとえ俺らがどんな関係性になったとしてもこの二年間はファンに感謝を伝える時間にしなくてはならない」という言葉がずっとずっと忘れられないよ。この二年間、濃い密度の時間をありがとう。あなたがつくる最後の日のショーケースが、ほんとうに楽しみで、ちょっと怖い。

 

 

おおのさん。この名前を打つだけで目頭がギュウって熱くなるんだよ。どうしようもなく愛おしい。貴方が四人に囲まれて目尻をこれでもかっていうほど垂らしてフニャフニャ笑う姿がせかいいち愛おしいんだよ。おおのさんの姿がどこにもない世界、ちょっとまだ想像できない。あなたの、自担の気持ちをいちばんに大切にしたいのに、どうしても受け入れられないの、ごめんね。でも貴方にはせかいいち幸せになって欲しい。多才で、自由が大好きで、なんでも満足したらすぐに辞めてしまうような貴方が、20年間もアイドルという自由の無い職業を続けてくれたこと。ほんとうに奇跡なんじゃないかな。踊る姿が好き。透き通る歌声が好き。ふわふわした髪の毛も、くるんってカールした髪先も、どうしようもない猫背も、全部全部愛おしいんだよ、伝わる?わたし、大野智というアイドルに出会えて、好きになれて、本当に良かった。

 

 

 

 

本当は、こんなありきたりな言葉の羅列で語りたくなんかなくて。こうやってひとりひとりへの気持ちを書き出してみてもイマイチしっくりこない。やっぱり私のこの感情は言語化に向いてないなあ、なんて思う。それでも今日は、今日だけは、この苦しさも愛おしさも全部全部残しておきたくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嵐は、私の原点で頂点なんだよ

 

 

何回も書いてきたこの言葉は、私のお守り

 

 

 

今も沢山のジャニーズグループが好きだし、これから先も色んな人を知って好きになる。それでも、絶対にこの気持ちだけは揺るがない。どうしようもなく、愛おしい。嵐も、嵐が先輩からも後輩からも本当に沢山の人に愛されている景色も、嵐の生み出した文化が後輩へと受け継がれていく様子だって、全部がどうしようもなく愛おしくて、嬉しい。嵐、ほんとうにすごいよ。もう、何をどう言えばいいんだろう。書き出している今だってもうぐちゃぐちゃで、なにがどうなっているかわからない。ありきたりな言葉しか言えない自分が悔しい。こうしてる間にも、刻一刻と「最後の時間」は近づいてるというのに。

 

 

嵐と同じ時代に生まれて、同じ時間を過ごせて、本当に良かった

 

 

 

 

 

 

さて、This is ARASHIまで、のこり一時間。

 

まだまだ書きたいことは沢山あるけど、どうせ何時間費やしたってまとまりやしないこのページはここで一旦閉じようと思う。

 

 

彼らと、彼らの作る時間が、

世界でいちばん愛されますように。

 

 

「ありがとう 君といた すべての奇跡に」

 

『染、色』に想いを馳せる

 

5月1日 17時11分 1通のメールが届いた。

 

大好きな人の舞台の 中止のお知らせだった。

 

 

 

 

 

 

舞台といっても役者として登壇するわけではなかた。加藤さんの書いた小説の 初めての戯曲化だった。『脚本家・加藤シゲアキ』の初めての作品だった。

 

 

それが、無くなってしまった。

 

 

 

 

 

【「染、色」中止のお知らせ】

新型コロナウイルスの感染状況とそれに伴う政府及び関係機関、各自治体等の方針に鑑み、以下の全日程を中止することといたしました。

 

メールを開いたら、信じられない文字が目に飛び込んできた。信じたくなかった。いや、本当はちょっと前から予想していたのかもしれない。けれど、自分ではずっと見て見ぬふりをしてきたつもりだった、考えたら現実に反映されてしまう気がしたから。信じたくない一方で、「ついにきてしまったか、」という気持ちもあった。感情がぐちゃぐちゃになって、訳が分からなくなって、それから心の奥でじんわりと 漠然とした悲しみが広がっていくのを感じた。ああ、そうか、自担の、加藤さんの、初めての戯曲は見れなくなってしまったんだ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『染、色』の舞台化が発表されたのは3月上旬だった。

 

「NEWSな2人の最後に重大発表がある」

公式ツイッターがそう発表してから、TLでは様々な予測が飛び交った。私自身は「どうせ放送時間が変わるとかだろうな〜」なんて軽く捉えていて、放送もリアタイしなかったのだけれど。

 

 

 

次の日起きてびっくりする。

 

どうやら、加藤さんの小説が舞台化するらしい。

 

 

 

作家としても活躍するNEWSの加藤シゲアキが自身の短編で初の舞台脚本に挑戦! 

 

そんな見出しがツイッターに流れてきて、寝起きの頭に衝撃が走った。びっくりした。同時にすごく嬉しかった。嬉しかったって単純な言葉ではあるけれど、やっぱり純粋に嬉しかった。だって、それはきっと加藤さんがずっと抱いていた1つの目標であったと思うから。いつかどこかの雑誌で「いずれ舞台や映画にも携われたらいいな、なんて思います」とか言ってたような気がする。とにかく、加藤さんの積み重ねてきた1つ1つの努力がこうやってちゃんとした形になったことが、結果として浮かび上がったことが、本当に嬉しかった。

 

 

 

 

ホームページがあると聞いて急いで見にいった。

 


f:id:chamuest:20200502123344j:image

 

ひと目見て分かった。ああ、加藤さんの字だ。

胸がギュンとした。好きだなあって思った。

綺麗に彩られたそのタイトルが一瞬で好きになった。

背景の色も可愛くて、アイシャドウに欲しい〜!なんで言ったりして(笑)

 

その後ちゃんとNEWSな2人を見て、だんだんと私の中で現実味を帯びてきたこの事実にさらに胸が高まった。すぐにツイッターで「誰か一緒に申し込みませんか!」って言って。「舞台なんて絶対当たんないよな〜ww 」なんて笑いながらも申し込む日にちを決めて。とにかく浮かれていたなあ。

 

 

 

 

 

『染、色』の舞台化が決まってから改めて 短編集「傘を持たない蟻たちは」を読み直して加藤さんの紡ぐ世界に浸ったり、主演の正門くんについて調べてみたり、と舞台化に関する情報をかき集める毎日が始まった。行けないんだろうな〜なんて思ってはいたけれど、それでもやっぱり「大仕事」が舞い込んできたことが、とっても嬉しかったから。自担、忙しいなあ、ふふふって思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

4月6日 午後3時。

 

この日は『染、色』の当落発表だった。私は友達と遊んでいて(というか当選の期待を全くしていなくて)すっかりそのことを忘れていたのだけれど。

ふとツイッターを見て当落が出ていると知り、サラッとFCページを開いた。サラッと。

 

当選だった。

 

その場で大泣きして一緒にいた友達に本気で引かれた。知るか。ああ、加藤さんが作る世界に生で触れることが出来るんだ、めちゃくちゃ嬉しかった。その場で一緒に申し込んだ友達にも報告をした。ハテナマークがいっぱい返ってきた。それだけ舞台というものは当たりにくいもので。

 

 

『染、色』への期待がもっともっと膨らんでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、ラジオやwebで加藤さんが『染、色』について話し始めた。

 

聞いている限り、加藤さんは私が思っていたよりもずっと忙しそうで、疲れているようだった。「大変ですねぇ〜…でもこの台本を待ってくれている後輩のためにも頑張らなきゃですね(笑)」なんて言っていて。ああ、加藤さんはこうやって笑いながら言っているけれど、実際は結構無理しているんだろうなあ、と感じた。

 

 

 

凄く心配になった。2019の冬あたりからずっと元気がなさそうで、今思えば全部仕事を抱えすぎていたからだったのかなあと思った。

 

忘れもしない2019年12月29日のSORASHIGE BOOK(加藤さんのソロラジオ)。この日は私の誕生日でもあった。 自分の記念日に自担のラジオがあるだなんて幸せだな〜!と呑気に聞き始めたラジオは テンション低めの加藤シゲアキのソラシゲブック〜」から始まり、後半になると喋り主の苦しげな声をポツポツと拾いだした。

 

 

 

加藤さんが「今日は多分これで終わっちゃうかなあ〜」なんていいながら読み出したメール。内容を簡潔に言えば 「お仕事がキャパオーバーになって余裕がなくなることってありますか?その時の対処法はなんですか?」だった。とてもタイムリーなそのメールに思わずドキッとした。

 

 

加藤さんの返答はとても深く、長く、ゆったりとしたもので、とてもここに文字起こしできる量ではなかったのだが、とにかく異質だったのを覚えている。普段はオタクもビックリ 超絶早口な加藤さんが、ゆっくりゆっくりと慎重に言葉を選んでいて、何より「しんどい…っすねぇ……」とハッキリ口に出していたのが印象的だった。自分は何でも抱え込んでしまって、それをなかなか手放せない性格だから、と。心や体が壊れてしまってからでは遅い、けれどやりたいことだけやっていられる世の中ではないから、沢山の物事が溢れている中で自分はどれを捨ててどれを選び取っていくかという見極めが出来たらいいんだけどね、と。

 

まるで自分に諭すような苦しげな声色に思わず涙が出そうになった。きっと加藤さんは自分とこのメールを重ねて読んでいたんだろうなあって思った。ゆっくり時間をかけて紡がれた返答は「動物とか子供の……癒される動画とか見て……ふふっ、いや、俺どんだけ追い込まれてんだって感じだけど(笑)」という言葉で締め括られていて、いや全然笑えないよ、心配だよ、何で無理して笑ってんの?って。思わず「ばーーーーーか!」って言ってやりたくなるくらいだった。やるせない気持ちでいっぱいになった。

 

 

きっと、いや絶対、この時の加藤さんは超多忙だったはずだ。金田一耕助のドラマの撮影にオルタネートの長編連載の準備、NEWSのライブツアー "STORY" の準備やエッセイの発売準備、さらには同時進行で連載も書いていて、それに加えて年末の歌番組や雑誌の撮影だってある。なんなら2020年7月放送予定のドラマの準備だってあったかもしれない。

 

 

私はそれらを何も知らずに「加藤さんもっとテレビでて欲しいな〜!お仕事頑張れ〜!」なんて思っていたのだ。加藤さんは他のジャニーズタレントに比べて、頑張りが見えづらいというか、努力の成果がファンに伝わるのに時間がかかる。分かっていたはずなのに、分かっていなかった。仕事が多いのは嬉しいし、沢山応援もしているけれど、私が無責任に応援すればするほど加藤さんは背負っているものの大きさに苦しむことがあるんだって気付かされて、とっても悲しくなった。

 

 

 

そんな加藤さんが、同じくこの時期に行っていたのが『染、色』の脚本作成。

 

 

それが、どれだけ大変なものだったか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月1日 午後5時。『染、色』の中止が発表された。

 

 

悔しかった。やるせなかった。加藤さんがファンに「しんどい」と言ってまで続けてきた仕事が、脚光を浴びることなく消えてしまった。

 

 

これから先、加藤さんの小説がまた舞台化されることがあるかもしれない。でも、『初の舞台化』『脚本家デビュー』は今回が最初で最後だったんだよ。『初』はもう2度と来ないんだよ。加藤さんの脚本家デビューも正門くんの初舞台主演も、全部全部無かったことになってしまうの?やだ、そんなの嫌だ、だって加藤さん絶対嬉しかった、自己肯定感ゼロ級の加藤さんだって、「自分の小説が新しい形で認められたのかな」なんて少しは思ったんじゃないの?少なくとも私は思ったよ。返してよ、なあ、なんでこうなるんだよ、全然意味わからないよ、ふざけんなよ、、、

 

 

 

茫然としたままホームページを見に行く。いつもURLを開けば浮かび上がってきた綺麗なタイトルは、「新型コロナウイルスの拡大に伴う公演中止のお知らせ」という表示によって汚されていた。文字通り、汚されていた。

 

スクロールすれば公演中止についての文章があり、さらに下を見るとintroductionが出てきた。ただただ悲しくなった。これを初めて見た時の自分は、まさかこの文章をこんな気持ちで読み直す時期が来るなんて、全く思ってなかったよ、悲しい、悲しいよ。

 

 

FCで公開された加藤さんの直筆メッセージも見た。画面いっぱいに癖の強い加藤さんの字が出てきて、ああこの字が好きだなあ、好きなんだよなあ、この人が好きだなあ、と思ったらなんだか笑えてきた。こんな時でも自担の字1つでハッピーになれるなんて、なんて単純な人間なんだろう。

 

すでに台本は完成しており、

自分としても納得の出来でしたので 

是非見ていただきたかった……

 

見たかった、私も見たかったよ、加藤さん。

加藤さんが必死になって生み出した世界、作り上げた舞台、この目で見たかったよ。

 

 

きっと加藤さんは、こうなってしまうことをなんとなく悟っていたんだろうなと思う。それでも少しの可能性にかけて、脚本を書き続けた。自分が苦しい思いをしながら、必死になりながら、やっとのことで生み出した作品が誰にも見られないまま終わってしまうなんて。どんなに辛いだろう、どんなに悔しいだろう、私まで勝手に悔しくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『染、色』の舞台化が決定してから今日まで、

本当に沢山の幸せを貰ってきた。沢山の夢を見ることができた。この事実はこれからもずっと変わらない。確かに『染、色』は、加藤さんの脚本家デビューは、ここにあったんだよ。

 

絶対に忘れたくない、忘れさせてたまるか。

どうにかして私の中に積み重なったこの記憶を書き残したい、そんな思いでブログを開きました。いろいろ書き溜めていたブログがあったのに、まさか2個目の文章がこんなテーマになるだなんて。

 

 

 

 

 

今、この世の中はイレギュラーだ。コロナに振り回されている。これは仕方のないことで誰かを責める事は出来ない。でも、一部の無責任な人たちのせいでずっとずっと努力してきた人が報われない世界が出来上がってしまった、と考える自分もいる。ああ悔しいな、悲しいな、私1人の力でなんとかすることが出来ればいいのに、残念ながらそんな力は到底持ち合わせていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤さん、沢山の幸せをありがとう。

そして、自作の短編小説の初の舞台化、脚本家デビュー、本当におめでとう。

 

 

 

今はまだ全てを前向きに捉える事は出来ないけれど。

いつか、『染、色』が沢山の人の目に触れる日が来ますように。いつか、この舞台に携わった全ての人の努力が報われる日が来ますように。

 

そう切に願って。